9/19 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 107.80円~108.80円
 注目ポイント
 FOMCと日銀会合後のドル円は?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.786 -1.4銭 12:50 108.470 -33.0銭 9:10

■FOMCを受けて為替はドル高の動きとなったが?
・アメリカの中長期金利、米株もそんなに大きく動いていないのでドル高になっていること自体やや違和感があるが、為替市場としてはFOMCの全体的なメッセージはタカ派的と受け止めたのだろう。
・対ユーロを含めてドルが全体的に強含んでいて、ドル/円も連れ高になった格好。

■今日は日銀だが?
・今日の日銀はドル/円が108円台ということもあって、据え置きでほぼ間違いないだろう。
・なおかつ追加緩和に関して言うと、具体的な示唆は無く緩和サイクルを始めているFRB、ECBと一線を画す格好になるだろう──その意味においてはややタカ派的で円高的に効くのではないか。
・イングランド銀行は0.75%で金利の据え置きが有力視されていて、ブレグジットの見極めということだろう。

■注目ポイントについて
・近年ドル/円は日米金利差との相関を失っていたが、ここ1年ほどは相関がはっきり復活してきている。
・これまでアメリカの金利の低下に伴って金利差が縮小しており、その結果ドル安・円高だったが、今月はアメリカの金利の上昇で金利差が再び拡大し、ドルが反発に転じてきた格好になっている。
・今回のアメリカの金利の上昇の背景は、アメリカ経済の悲観論が後退していることがあると思うが、より重要だったのは先月人民元が対米ドルで長らくサポートとなってきた7元を超えて急落したにもかかわらず、事前に警戒されていたようなパニック的な動きが起こらず、中国市場が平静を保っているので世界景気に対する安心感が出てきた為だろう。

■市場の安定を背景としたこのドル高の動きは続く?
・基本的にはそう思う──その場合は織り込みすぎた利下げ期待を修正する格好で米金利はもう少し上昇してドル高が進むこともあり得るだろう。
・ただ、香港情勢や米中貿易協議など不透明要因も残っているので、しばらくはFRBの利下げ観測はくすぶり続けると思われるし、一方で日銀は本日を含めて容易には動かないだろうから金利差拡大も落ち着いてきて当面に関してはドル/円の上値は一旦108円前後で重くなってくるだろう。

個人成績