8/26 クレディ・アグリコル銀行 斎藤裕司

 予想レンジ(一週間)
 103.50円~106.50円
 注目ポイント
 105円割れ後の落ち着きどころ

安値(8/26~8/30) 高値(8/26~8/30)
104.446 +94.6銭 8/26(月) 106.682 +18.2銭 8/29(木)

■今週一週間の見通しは?
・週末は日米貿易交渉基本合意といったニュースもあったが、今週は米中貿易摩擦の激化で大混乱のうちに引けた週末の動きからリスクオフの相場の落ち着きどころを探る週となりそう。
・相場の加熱感を測るRSIは売られ過ぎを示す30にはまだ届いていないので、ドル/円にはまだ売り余地がありそう。
・今週もう一つの注目は27日に公表される政府が5年に一度実施する公的年金の財政検証──前回の2014年は公表後の秋にポートフォリオの見直しが決まり、国内の債券投資中心から内外株式や外国債券への資金シフトが起こったので市場からは注目されている。

■注目ポイントについて
・ドル/円の下値は1月3日の電子取引で出会った104円10銭や、13年の異次元緩和からサポートである100ヵ月の移動平均線のある103円45銭が一応メドとなる。
・ただし現在はIMMの円の先物ポジションが2016年以来の円の買い持ちポジションとなっていることや、ドル/円の需給の偏りを示すリスクリバーサルもドル/円の下落にかける動きが年初来の水準になっていることから、市場参加者は既にドル/円の下落に備えていたということが言えるので、105円を割れてもいきなり100円を目指すという展開にはならないと考えている。

■来月以降、中央銀行の金融政策も注目されるが?
・利下げが予想されている9月12日のECB理事会や17〜18日のFOMCに対して、18〜19日の日銀金融政策決定会合は後出しジャンケンはできるものの有効な緩和手段が限られていることから、9月の中銀イベントを通過した後にドル/円が105円より上で推移する確率は以前より低下したとみている。

個人成績