8/21 大和証券 亀岡裕次

 予想レンジ
 105.80円~106.50円
 注目ポイント
 米金利上昇に転じにくい?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.234 +43.4銭 7:00 106.645 +14.5銭 翌4:25

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・イタリアで内閣不信任案の提出を受けて首相が辞任を表明したことなどからドル/円は下落し106円台前半で推移した。
・トランプ政権が給与性減税をすぐに行うことを否定した為、ドル/円にはやや下げ圧力がかかる可能性がある。

■注目ポイントについて
・ドル/円と日米金利差には相関があり、その金利差を左右するのが主に米金利。
・中長期の米金利は景気減速の織り込みが進んだので更なる急速な金利低下は進みにくいと思われるが、上昇基調に転じにくいとも言えそう。
・理由は2つあり、米製造業の景況感悪化が収まっていないこと、現在中長期の米国債金利に比べ短期のFF金利が高い、いわゆる逆イールドにあること。
・過去2008年頃に習えば利下げが進んでFF金利が中長期債金利に近い水準まで低下しないと、中長期債金利が上昇しにくいと考えられる。

■現在の金利水準が続くとなるとドル/円相場の水準も今の状態が続く?
・はい──今年3月以降、日米の10年国債金利差とドル/円には明確な相関がある。
・現在の日米10年金利差1.8%台に対して106円台前半のドル/円は相関に沿った水準と言える。
・今週前半、ドイツの財政出動期待で米長期金利は反発したが、経済指標が改善するか利下げが十分に進むまでは長期金利の上昇は進みにくいだろう。
・当面は日米10年金利差が1.7〜1.9%程度でドル/円は105円〜107円程度のレンジ内で推移する可能性が高いと思われる。

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