8/15 みずほ証券 山本雅文

 予想レンジ
 105.50円~106.50円
 注目ポイント
 米対中関税政策に変化?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.701 +20.1銭 19:40 106.775 +27.5銭 15:35

■昨日は円安の動き、今日は円高方向の動きだが?
・中国、ドイツの経済指標が悪い──世界景気の悪化懸念ということで株安・金利低下で円高圧力がかかった。
・本日についてはアメリカの経済指標が出てくる──アメリカの株価を中心に世界的な株価が下がるようだと円高圧力にはなるが、まだアメリカの経済指標はそんなに悪くないというある程度の悪化は織り込まれているので、指標数字が大きく下回らなければドルの下支えになってくるのではないか。

■注目ポイントについて、昨日は延期という大きなニュースが入ってきたが?
・株価が下がってきたということに対して大統領が非常に敏感に反応したということだろう。
・トランプ大統領は来年の大統領選に向けて、一部民主党のバイデン候補らに劣勢だという調査もある。
・そういうなかで、得意分野である経済政策で勝負をかけていくということになると、経済政策は何ができるのかということになる。
・財政政策のうち大型減税──これは下院で野党が過半数で反対されるだろう。
・大型インフラ投資──これは民主党もやりたい方向ではあるが、財源問題で同意しにくい状況で不可能。
・金融政策──FRBが利下げ要求を受け利下げをしているが、要求ほどには下げていないことに加え、他の国も緩和しているのでドル安効果が限定的で、利下げしても株が上がらなくなってきている。
・そうなると、これまで自分が上げてきた関税を下げるぐらいしか残っていないのではないか。

■そうしたなかでトランプ大統領は非常に為替を気にしているが、アメリカの為替介入は今後の策としてある?
・アメリカはドル売り介入をやれる資金が限られている──MAX20兆円ということで規模は非常に小さい状況。
・副作用も期待されるということもあるので、やらないという判断になるだろう。
・そういう意味では関税を最終的に引き下げていくしかない──もしそれが実現すればドル/円や人民元、豪ドルに対して非常に下支えになると考えている。

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