7/11 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 107.80円~108.80円
 注目ポイント
 金と銅の動きが示唆するもの

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.858 +5.8銭 12:15 108.532 -26.8銭 翌2:25

■パウエル議長の議会証言があったが、これは今日の為替にどんな影響となりそう?
・注目された議会証言は市場の緩和観測を追認する形となったことで株高・金利低下で反応しており、為替市場では金利の動きにその形でドル安が進行している。
・本日は特にアジア時間では昨日の内容を消化する形でドル売り地合いが続くとみている。
・米国時間では上院での議会証言が予定されているが昨日以上の材料が見込めない為、反応は限定的と考えている。

■注目ポイントについて
・銅の価格を金の価格で割ったグラフを見ると、銅は景気の先行きが不透明になれば需要後退で売られやすく、金は有事の際の安全資産として逃避の対象になりやすいことから、上に行けば強気相場、下に行けば弱気相場を示し、ドル/円のグラフと重ねてみると、ある程度相関を持った動きが確認される。

■足元で銅/金レシオは下がっているのにドル/円に関しては上昇しているが、なぜ乖離がある?
・ドル/円についてはアメリカの金融政策の見通しが短期的に色濃く出てしまっている為だと考えている。
・もちろん銅/金レシオにもその影響が表れるのだが、イラン情勢の緊張の高まりやグローバルな景気の鈍化など含め、現在の市場の方向感が適切に表れているのは銅/金レシオと考えている。
・その意味で利下げ見通しの修正が一時的に起こるとしても、銅/金レシオの方に収れんしていくと考えており、ドル/円も再び107円割れを目指す展開を予想している。

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