7/8 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

 予想レンジ(一週間)
 107.50円~109.90円
 注目ポイント
 FRBパウエル議長の議会証言

安値(7/8~7/12) 高値(7/8~7/12)
107.803 +30.3銭 7/12(金) 108.989 -91.1銭 7/10(水)

■今週の動きは?
・金曜日の動きを受けて、金利もやや上昇方向に戻すのではないかと思うので、ドル/円も底堅く推移するのではないか。

■注目ポイントについて
・G20、今回の雇用統計というFRBが政策金利を決める上で重要な2つのポイント、特に利下げの必要性を示唆するような内容にならなかった。
・FF金利先物市場が織り込む今年中の0.25%の利下げ回数とドル/円のグラフを見ると、前回のFOMC声明発表前日が2.4回で108.5円、前回の雇用統計前日が2.7回で107.8円、雇用統計発表後で2.3回で108.5円──FOMCの前よりも利下げ期待が後退しているという形になっている。
・7月の利下げ期待というのはほぼ100%、25bps、0.25%の利下げを織り込んでいるので、もしG20や雇用統計を受けてパウエル議長が7月の利下げは見送った方がいいのではないかと思っていたら、議会証言のところでそのメッセージを出さないと、1回分7月の利下げを行われることを織り込んでいるので、そのメッセージが発せられる可能性も無くはないので注目。

■ドル/円の今後の動きを見る上で、アメリカの10年債が気になってくるところだが?
・10年金利の動きも当然相関が強いので重要になってくる。
・今回の雇用統計を受けて8bps金利差が拡大するという形でドル/円相場が上がっている。
・だいたい0.1%金利差が動くと70銭ぐらいドル/円相場が動くという関係になっている。
・利下げ開始前のアメリカの10年金利の動きを示したグラフを見ると、これまで4回の利下げ局面で、利下げ前に向けてずっと10年金利が下がっているという形になっているが、今回は少し下げが大きい。
・今回の雇用統計もあるので少し金利が戻すような形でドル/円を下支えするのではないかという風にみている。

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