6/5 三菱UFJ銀行 内田稔

 予想レンジ
 107.70円~108.40円
 注目ポイント
 米国の次なる関税の矛先

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.803 +10.3銭 21:25 108.483 +8.3銭 翌3:40

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨日は株価がだいぶ反発したので緊張が和らいでいるが、先週来ドル安が進んでいる。
・今日も108円割れも視界にドル/円は上値が重い展開が続くとみている。
・足元ではアメリカの投機的格付け企業向け融資の市場流通価格が少し低下し始めている。
・今後のリスクオフの程度を見る上ではこういった価格の低下が続くかどうかを見ていく必要がある。
・これはレバレッジドローンとも呼ばれるものでサブプライムローンの企業版に当たるが、これが下がると年末年始のような強いリスク回避になる危険性があるので監視が必要とみている。

■注目ポイントについて
・先週アメリカはメキシコに対して関税引き上げを表明したが、こういった強硬姿勢は今後も続く危険性は非常に高いと思われる。
・アメリカの主な貿易赤字相手先を対象に、横軸に対米黒字額、縦軸に2011年に米ドルが安かった時と比べてどのぐらいその国の通貨に対してドル高が進んでいるかを示したグラフを見る──まず中国はアメリカに対する黒字額が突出していて、メキシコは最もドル高が進んだ相手ということになるので圧力を強めていると見ることができる。
・ただこの対象を左下に下げていくと(黒字額小・上昇率低)、次のターゲットとしてはやはりEUや日本が上がってくる危険性が非常に高い。
・参議院選挙後に加速するとみられている日米通商協議などでは自動車をはじめとする他の品目に対する関税引き上げといった議論に転じていかないか、非常に注意して見ていく必要があるだろう。

■日本に飛び火してこないかどうかというところが今後かなり注目になる?
・株式市場はおそらく下値不安を受けると思うので、為替でも円高の圧力になると考えられる。

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