5/28 ソニーフィナンシャルホールディングス 尾河眞樹

 予想レンジ
 109.00円~109.80円
 注目ポイント
 人民元安の注目点

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.209 +20.9銭 17:55 109.628 -17.2銭 9:40

■ここまでやや円安だが、この動きはどうみる?
・トランプ大統領が来日し日米の首脳会談というところだったが、具体的な貿易に関する合意というのは7月の参院選以降に先送りされたということで、すぐこのタイミングで為替に言及があるとかといったリスクは低下したといったところもあったのではないか。

■今日の見通しについて
・世界を見渡せばまだ米中も終わってないし、これで一気に110円に乗せてくる感じではないとみている。

■注目ポイントについて
・いま1ドル=6.9元という辺りだが、去年米中貿易摩擦が激化した3月の頃から比べると約10%の元安ということになっている。
・これまでのアメリカの関税の引き上げによる中国製品の価格に対する影響といったところは、この元安誘導によってほぼ相殺できてきたといったことが言えるだろう。

■ただ、アメリカはあと中国製品におよそ3000億ドルに対しての追加関税をかける第4弾も示しているが、そうなったらまた元安?
・さすがにそこは難しいだろう──仮にアメリカの方で全ての中国製品に25%の関税ということになった場合には、為替で調整しようとすると1ドル=7.9元というところまで元を切り下げるという必要が出てくるということになる。
・人々が注目している7.0元という節目を大きく超えてくるようなことになるので、さすがに資本流出が再び加速してしまうリスクがある。
・前回資本流出が懸念されたのが2015年8月のチャイナショックのときだったが、このとき1週間で30%上海株が下落しているわけだが、結構いま株が下がっているこの段階からさらに3割となってしまうとさすがに習政権に対する国民の目も厳しくなってくるリスクがあるだろう。

■アメリカが中国に対して更なる元安に関しては報復関税もかけると言っているが?
・さすがに中国政府は介入実績というのは公表していないので、具体的にアメリカが言っているのはどういう計算に基づいてどのくらい追加関税するというのが難しいところではあるが、これによって中国は人民元の大幅な切り下げや元安誘導というのはあからさまにはしづらくなる。
・間接的な影響としては日本も為替介入を将来しづらくなるのではないかという見方も繋がると、一時的に円高になるリスクというのはみておかなければならない。

個人成績