5/16 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 109.00円~110.00円
 注目ポイント
 オーストラリアの総選挙が迫る

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.334 +33.4銭 10:40 109.966 -3.4銭 翌0:20

■NY市場を受け、今日の見通しは?
・昨日はアメリカ、中国ともに経済統計がふるわなかったが、市場の反応はまちまちでドル/円も109円台で小康状態だった。
・本日はアメリカの住宅関係の統計が出てくるが、やはり通商関係のニュースの方に反応しやすい状況が続くだろう。

■注目ポイントについて、18日に行われるが、オーストラリアドルの今の動きにも注目している?
・豪ドル自体は最近下落基調で、豪ドル安の要因は2つあり、一つは人民元安の影響、もう一つは中央銀行の利下げ観測だろう。
・米中の貿易戦争が再燃したことにより人民元が下落していることが影響していると思われる。
・オーストラリアは中国への輸出依存度が高い為、近年人民元安になるときに豪ドル安になる傾向が高まってきた。
・現在オーストラリアの金利はアメリカの金利を下回っているが、オーストラリアの中央銀行・RBAの利下げ観測が浮上していることがあるだろう。
・住宅市場の落ち込みが激しいことも利下げ観測をあおっている模様で、更なる豪ドル安の可能性もあるとみている。

■そういう状況のなかでオーストラリア総選挙が行われる訳だが、その影響はどうみる?
・結論を先取りすると、自由党モリソン首相率いる与党連合は敗北し、労働党を中心とした政権が誕生する可能性が高いとみられているが、市場への直接的な影響は少ないと考えている。
・ただし、労働党は低所得者層向けの減税や、やや刺激的な財政政策を提唱しているので、それで景気が支えられるということになればRBAの利下げ観測が後退し豪ドル安圧力も弱まるかもしれない。
・ただし、労働党は住宅に関わる減税措置の見直しも主張しているので、住宅市場への更なる逆風となる場合は豪ドル安要因となるので潜在的には注意が必要だろう。

■対円では?
・リスク回避傾向も強く、ドル/円も上値が重い状況なので、豪ドル/円は当面75円方向を目指すと考えている。

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