5/9 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 109.60円~110.40円
 注目ポイント
 円高加速のリスク

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.465 -13.5銭 翌0:40 110.083 -31.7銭 9:05

■今日の見通しについて
・ドル/円は昨日アジア時間に一時110円を割り込んだが、海外時間では米中通商協議に関するヘッドラインを受け一旦下げ止まっている。
・交渉本番の本日はその結果待ちとなるなかで身動きは取りづらく、ドル/円は110円丁度近辺の推移が続くとみている。

■注目ポイントについて、リスクというと今はやはり米中問題?
・はい──米中通商協議の結果については期限の延期をメインに考えている。
・米国の金融政策の緩和的スタンスと中国の財政出動によって株・景気ともに腰折れは回避できている状況であり、米中ともこの状況を壊したくはないはず。
・中国側の譲歩は必要になるが、今回も時間を買うことで妥協点を見い出しにいくことになるとみており、この場合は111円台への回帰を予想している。
・リスクシナリオは交渉決裂からの関税引き上げ開始だが、米国では本日4月のPPI、明日CPIと物価関連の指標が続く為、下落方向には一層注意を要す。

■物価の内容次第では市場への影響は大きい?
・はい──5月のFOMCでは物価の下落は一時的な要因によるものであるという指摘がなされており、利下げを迫る市場の期待をいなした直後なだけに、物価への注目度は増した印象。
・もちろん単月の指標のみで政策判断がなされる訳ではないが、指標が弱かった場合の市場の反応は大きいとみている。

■そうなった場合、今後のドル/円の水準は?
・円のショートポジションの調整は進んでいるものの調整余地はまだ大きい為、交渉決裂・物価指標軟調と両方揃ってしまった場合には107円台も視野に入れる必要があるとみている。

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