4/22 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

 予想レンジ(一週間)
 111.00円~112.50円
 注目ポイント
 日銀の動きとドル円

安値(4/22~4/26) 高値(4/22~4/26)
111.370 +37.0銭 4/25(木) 112.399 -10.1銭 4/24(水)

■アメリカは3連休の最終日で日本もいよいよゴールデンウィークが始まるが、今週一週間の動きの予想は?
・その10連休に向けてイースター休暇から徐々に戻ってくる海外勢が若干円買いをしてくる可能性があり、ドル/円の上値は少し重くなる可能性はあるだろう。

■注目ポイントについて
・25日の木曜日に金融政策決定会合があるのでそれも注目だが、その前日に国債買い入れオペが行われる。
・先週金曜日に10年以上の国債買い入れに関して減額をして若干サプライズだったので、2回連続減額はないかもしれないが可能性はゼロではないので、そこのあたりが注目だろう。

■実際金利も上昇して副作用の対応だと思うが、市場が気になるのは円高になるのではないかと懸念されている声もあるが?
・日銀が国債買い入れを減額して長期金利が上昇すると円高になるのではないかという懸念は日銀も持っていると思うが、実際にはその心配はあまり要らないだろう。
・例えば2016年の1月に日銀がマイナス金利を導入したときに長期金利が低下して、その後に何が起こったかを見れば分かりやすいと思うが、日本の長期金利が低下し、投資家が日本国債から米国債に資金をシフトするのではないかという風な見通しが強まった結果、アメリカの長期金利も大きく低下した。
・日本の金利はそもそも水準が低いので少ししか下がらないが、アメリカの金利は大きく下げるので、結局金利差は縮小して円高になった。

■今回のように上昇した場合のシナリオは?
・今度は、日銀がもしイールドカーブをスティープ化させて上昇を容認するということになった場合には日本の金利は上がるが、逆に米国債から日本国債に投資家が資金をシフトする──日本の方が金利が上がっているので、アメリカの国債を売って日本の方に来るのではないかという思惑が強まり、アメリカの金利が上がる可能性が高い。
・そうすると日本の金利は少ししか上がらないが、アメリカの金利の方が大きく幅としては上がるので、結局日米の金利差は拡大して円安になるのではないか。
・実際に日本の長期金利と日米の長期金利差の相関関係は正の相関関係になっている。
・日本の金利が上がると日米の金利差は拡大するという関係のほうが強いので、あまり日本の金利が上がって円高になるという心配をする必要はないだろう。

個人成績