4/9 FPG証券 深谷幸司

 予想レンジ
 111.10円~111.90円
 注目ポイント
 微妙なリスクバランスで続く膠着相場

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.978 -12.2銭 22:35 111.577 -32.3銭 9:20

■ここまでの動きを受け、今日の見通しについて
・EUの日中の方は買い戻しが入り対円・対ドルでしっかり、そうしたなかドル/円相場は111円台前半で底堅い。
・今日もEU首脳会議の前に欧州通貨主導となりそうだが、楽観的な見方が広まるもののイベントリスクは円高サイドでなかなか円安には動けず、ドル/円相場に関しては引き続き111円台での狭いレンジでもみ合いと予想している。

■注目ポイントについて
・実体経済の弱さ、あるいは景気懸念によるリスク回避的な圧力に対して、米中通商交渉の進展や景気減速懸念に対する金融政策の対応といったことで期待資産でリスク選好が支えられて、双方が向き合って気になる状況になっている。
・ドル/円相場はアメリカの金利動向よりもリスク選好・回避で上下するようになっている結果、もみ合いになっているという状況。
・こう着感を反映してドル/円相場のオプション価格に示される予想変動率は2014年夏以来の過去最低水準に低下している。

■こうした状況は続いていきそう?
・引き続き期待感を背景にしたリスク選好の足元は危うい状況だろう。
・改善した中国のPMIやアメリカのISM数字そのものに米中交渉進展などへの期待感が反映されている可能性がある。
・生産・雇用・消費など、特に中国の経済指標における実数値に改善が示されて、それで初めて足腰の強いリスク選好の具材ができるということになる。
・当面は緩慢な景気動向で弱いリスク選好に留まるとみている。
・112円を超えて上昇するような市場のケアは整っていないのではないかとみていて、逆にこう着感が極まっていることにはリスクがあり、短期的に110円近くに下落する可能性もありそう。

■傾くとすれば少し円高方向?
・はい──リスクに対しては円高サイドだろう。

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