3/22 三井住友信託銀行NY 持田拓也

 予想レンジ
 110.50円~111.00円
 注目ポイント
 ガンマがらめのドル円

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.740 -76.0銭 翌0:55 110.896 -10.4銭 9:15

■NY市場を振り返って
・20日に開催されたFOMCで今年は利上げなし、9月にバランスシート縮小を呈すなど、予想を上回るハト派姿勢が示されてドル/円は110円30銭まで下落した。
・その後、その動きも一服し堅調な米指標を受けて110円台後半まで戻りを見せて推移している。

■今日の見通しについて
・サプライズのあったFOMCでこそ動きがみられたが、引き続き市場にはガンマが溜まっており狭いレンジでの動きを見込んでいる。

■注目ポイントについて
・ガンマとは簡単に言うとドル/円を動きにくくさせるもので、市場を分析すると現状はこのガンマが溜まっていてドル/円を停滞させている可能性がある。
・年初にドル/円が暴落した際、押し目を待っていた日本の輸入企業は為替ヘッジを発したと推察され、このヘッジの一部にはガンマの種をばらまく効果がある。
・時間を経てドル/円が一定水準まで上昇する間にガンマはぐんぐん成長する性質があり、足元のドル/円の緩慢な動きもこのガンマを考えると納得できる。
・もうひとつのガンマの存在を臭わす指標──市場にガンマが溜まっていると短期のオプション価格は下落しやすい特徴がある。
・オプション価格を表しているチャートを見ると、足元は大きく下落しており価格変動があまり起きないことへの織り込みが進んでおり、こちらもガンマの存在が影に潜んでいることを裏付けるものとなる。

■このガンマがある限り、ドル/円は動きづらい?
・このガンマの元である為替ヘッジは一般に期末2営業日前に設定されることが多いので27日の満期を迎えるまではガンマは市場にある状態が継続し、ドル/円も狭いレンジの推移が続くと見込まれる。

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