2/27 野村証券 池田雄之輔

 予想レンジ
 110.00円~111.20円
 注目ポイント
 3月の大型イベントで円安どこまで?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.353 +35.3銭 16:25 111.074 -12.6銭 翌4:35

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・パウエル議長の議会証言は予想通りのハト派姿勢と受け止められ、金利は若干低下してドルは売られている。
・ただ、ここからはイベントが続くのでしばらくはこう着するのではないかと予想している。

■注目ポイントについて
・まさにイベント目白押しという感じだが、3月は7日からいきなりECBの重要な理事会があり、そこでは金融機関への新たな資金供給が示唆されるかもしれないとみられている。
・更に20日にはFOMC、こちらでは再び利上げの休止を確認するようなイベントになりそう。
・そして29日までにはイギリスがEUとの離脱交渉期間を延長する──昨日も少し動きはあったが、これがどこかできっと決まると予想される。
・四つ目は米中首脳会談が下旬までにおそらく予定されるとみられ、追加関税回避で合意という形。
・総じて株高になりそうで、円安に効きそうな材料が続くという3月になりそう。

■これだけ円安の材料が揃うとなると、3月末には円安に動いている?
・株価の面から、あるいはイベント的には円安になりそうだが、肝心の金利に関しては昨日のパウエル議長のコメントにもあった通り3月のFOMC、あるいは6月でもおそらく利上げがなさそう。
・そうすると金利が上がってドル/円が一緒に上がっていくという形は少し見込みづらく、110円〜112円ぐらいと予想している。

■一方、中国株が加熱気味だが人民元は今後どうなる?
・昨年の末からゆっくりと上がってきていて、米中合意で人民元が上がっているのではないかという説があるが、よく見るとグローバル投資家の中国に対する評価が現れやすい香港ハンセン指数と非常に似た動きをしている。
・そういう意味では、非常にシンプルに株高で通貨高となっており、今後もこの展開はおそらくしばらく継続するのではないかと予想している。

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