2/26 三菱UFJ信託銀行 谷口晶俊

 予想レンジ
 110.60円~111.40円
 注目ポイント
 米10年債ターンプレミアム

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.424 -17.6銭 翌4:35 111.076 -32.4銭 7:40

■ドル/円は年初来高値を更新したが、NY市場から今日の動きはどうみる?
・昨日のNY市場はトランプ米大統領が対中貿易交渉期限の延期を発表し、通商協議の合意期待感から米株は上昇、リスクオン地合いからドル/円は111円24銭と年初来高値を更新した。
・本日も堅調な株価を背景にドル/円は底堅く推移するものとみている。

■注目ポイントについて
・このターンプレミアムというのは投資家が長期債券に投資する際に要求する上乗せ金利を意味しており、現在−0.7%程度まで低下している状況。
・通常、長期保有にかかるリスクに見合った上乗せ幅となる為、一般的にはプラスになると考えられるが、2008年以降FRBによる量的金融緩和による需給のひっ迫や、経済・物価・金融政策の不確実性の低下により下落が進み17年以降はマイナス圏での推移が常態化している。
・年明け以降、株価は上昇する一方で米金利が抑制されている主要因とみている。

■金利という面では今日FRBのパウエル議長の議会証言もあるが、ドル/円への影響は?
・今年1月のFOMCでは、ほぼすべての参加者がバランスシートの縮小は年内に終了と考えていたことからも、数ヵ月以内に縮小停止計画を発表するとみている。
・本日、パウエルFRB議長の議会証言にてバランスシート縮小に関して新たな言及があれば、ターンプレミアムの一段の下押しから米金利が抑制される可能性は継続すると思われる。
・年明け以降、FRBのハト派転換により株価は上昇しドル/円は底堅く推移しているが金利抑制の影響から上値も重く、111円半ばをメドにレンジ推移になると予想している。

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