1/31 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ
 108.60円~109.70円
 注目ポイント
 ユーロ反発への期待感

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.496 -10.4銭 23:15 109.071 -62.9銭 7:55

■FOMCの結果発表を受けドル/円相場は一時108円80銭台までドル安・円高が進んだが?
・パウエルFRB議長のハト派的なコメントを受けドル安が進んでいるが、予想の範囲内で値幅もやや限定的で、今日の米中会談・貿易協議でいい材料が出ればむしろ反発のしやすい展開になるのではないか。

■注目ポイントについて
・長期的にみると米欧の金融政策がユーロ/ドル相場の流れを生んでいると思うが、通貨オプションのマーケットでそれを先取りする動きが出てきている。
・米欧の短期金利差とユーロ/ドルから見ると、FRBが利上げを停止したのが2006年まで遡るが、このときはECBがまだ継続して利上げを進めたという背景があったので、この短期金利差が縮小してユーロ/ドルが大きく上昇したという実績がある。
・昨日のFOMCの結果を受けて、この短期金利のところもそうだが、FRBの利上げ期待が停止してしまうのではないかということもあるので、オプションの需給に少し変化が出てきている。
・通貨オプションの需給環境とユーロ/ドルを比べると、昨年の前半まではユーロの下落とオプション市場でのユーロの先安観が非常に整合性がある動きになっていた。
・ただ、去年の年末からパウエルFRB議長がハト派寄りの発言をしたことを手がかりにして、このユーロ/ドルとオプションの需給の乖離が起こってきているという状況。

■ユーロの先高観を見るようになってきている?
・はい──これは2006年の開いた相場を思い起こすと、マーケット参加者も今後ユーロ高・ドル安が進みやすくなるのではという風にみている傾向がだんだん高まっているのではないか。

■こういったことを受けて、今後のユーロ/ドル相場やドル/円相場の見通しは?
・利上げ停止の観測がだんだん現実味を帯びてくると、ドル安が進みやすくなってくるだろう。
・そこから先はECBと日銀の金融政策の正常化への姿勢の差がマーケット・為替にも影響が出てくるだろう。
・ユーロ/ドルの方は年末にかけて1.2台中盤まで大きく値を伸ばしていくと思うが、ドル/円の方は105円ぐらいまで値を下げる緩やかな展開になるのではないか。

個人成績