1/29 ソニーフィナンシャルホールディングス 尾河眞樹

 予想レンジ
 108.70円~109.50円
 注目ポイント
 米中協議控え人民元相場の反応は?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.129 +42.9銭 10:00 109.541 +4.1銭 22:55

■NY市場を受け、今日の見通しは?
・アメリカ市場は株価が株安というところなのでドル/円も上値が重く、日中も上値が重い展開になりそうで、値動きは乏しいのではないか。

■注目ポイントについて、今週閣僚級の米中貿易協議があり、最近人民元が戻り人民元高だが?
・要因は3つほどある──まず中国の減税策などがあり、これに対する市場の期待がある。
・それから、今週の米中貿易協議で人民元を議題にするとアメリカが言っており、元安誘導はしていないという誠意を見せている節がある。
・それから、実際に米中協議でアメリカからの輸入を中国が増やすということであれば、元高の方が中国にとってはメリットが高いという、この3つが挙げられるのではないか。

■いよいよ今週米中の貿易協議があるが、どうみている?
・今のところ出てきている中国側の提案としては主に対米輸入増(6年で1兆ドル)、知的財産権侵害の罰則強化だが、アメリカ側がこの後きちんと進ちょくしているかどうか定期的にチェックしたいと言っているらしい。
・ただこれは中国にとっては受け入れ難いと思うので、今回100%合意に至るというのは結構難しいのではないか。

■仮に進展がほとんど無かった場合、相場への影響はどれくらいあるのか、為替は動いてくるのか?
・進展が全く無しというのは可能性が低いと思うが、それはやはり人民元安という方向に振れるのではないか。
・中国はこれまでドル売り・元買いの人民元介入で人民元相場を支えてきたわけなので、外貨準備高が去年はずっと減少傾向にあった。
・いまIMFが中国にとっての外貨準備高適正水準が3.6兆ドルだが、これを大幅に下回ってしまっている(約3.1兆ドル)。
・もし米中の協議がこじれて元安圧力がかかり、また介入という話になり外貨準備高が3兆ドルを割れるということに今後なってくると、資本流出懸念という話になり市場全体がリスクオフに傾く可能性がある。
・そうなると間接的にだが、リスクオフの円高という可能性もあるので、この外貨準備高は見ておいたほうが良いだろう。

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