12/19 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 112.00円~113.00円
 注目ポイント
 中国 中央経済工作会議

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
112.088 +8.8銭 翌2:15 112.631 -36.9銭 翌4:30

■NY市場を振り返って
・アメリカの株は小動きだったが、米金利低下に伴い全体的にはドル安だった。

■今日の見通しについて、FOMCでは利上げが確実視されているが、その場合為替はどういった反応を示す?
・来年の利上げ見通しが3回から2回に引き下げられたり、声明文で今後の金融正常化はその時時の経済データ次第などといった文言が加えられるかがポイントになるが、仮にそうなったとしても既に市場の利上げ観測は後退してしまっているので、なかなか素直に好感できるかどうかは分からない。
・アメリカの株が続落するようだとリスク回避的に全体的には米ドル高になっても、そのドルに対して円高が高まることも警戒が必要。
・ドル/円は現在、100日移動平均線──112.40前後でこれがサポートになっているが、これを抜けてくると200日線の111円位が意識される展開になるだろう。

■注目ポイントについて
・今回のポイントは3つあり、まず1つは今年に掲げられた積極的な財政政策、穏健な金融政策が踏襲されるかどうか。
・2つ目は、アメリカのトランプ政権が中国の事実覇権を警戒して「中国製造2025」の修正を求めているなか、それに関して何らかの変化が起こってくるかどうか。
・3つ目はそれとも絡んでくるが、最近習政権が打ち出している関税引き下げなど、国内市場を開放する方針が確認されるかどうか。

■内容次第では為替も動く?
・こうした点をクリアして中国とアメリカが通商問題で融和に向かうという流れができてくれば、リスク選好の回復で円安の可能性も出てくると思うが、工作会議の内容は詳しくはどんどん発表されるものでもないので、その影響が表面化してくるのは少し時間がかかるかもしれない。

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