12/13 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 112.60円~113.80円
 注目ポイント
 ECB理事会と今後のユーロ相場

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.182 +58.2銭 7:00 113.707 -9.3銭 翌1:40

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・イギリス・メイ首相の信任投票が浮上したが、閣僚や議員から首相支持が相次いだことでポンドは大きく買い戻され、ドルは下落した。
・その結果については昨日の状況から続投の可能性が高そうで、その場合でも本日からEU首脳会談での交渉が難航を予想されているのでなお予断は許さない状況で、ドル/円も様子見となりそう。

■注目ポイントについて、今日ECB理事会が開催されるが?
・今回の理事会では量的緩和策の終了が談議される予定で、市場の関心は景気見通しの変化やフォワードガイダンスの変化の方に移っている。
・第3クォーターの弱いGDPや景況感の悪化に伴い市場は弱気修正を期待しているが、雇用改善や賃金上昇に支えられた消費の堅調が見込まれる点、ドイツを中心に設備投資に持ち直しの兆しが見られている点、12月の量的緩和停止を正当化するためにも悪化方向への極端な修正は避けるのではないかとみている。
・短期的に反動のユーロ買いが出てもおかしくはないとみている。

■イタリアでは財政赤字目標を2.04%に引き下げるということで今日ユーロは買われているが、今後もユーロ買いの流れは続く?
・むしろ年度末に向けては売り場になるとみている。
・ドイツ10年国債利回りとフランスとイタリアの10年国債利回りの差を示したグラフを見ると、フランスは増税に反発した暴動を抑制するために沈静化を図っているが、市場は財政悪化を嫌気し始めていて、イタリアの財政問題も過去の経緯から楽観視はできない。
・現状ではまだ危険水域ではないが欧州の債務問題も再び注目を集める可能性は高く、一段のユーロ安に注意が必要とみている。

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