12/11 ソニーフィナンシャルホールディングス 尾河眞樹

 予想レンジ
 112.60円~113.60円
 注目ポイント
 英議会採決延期の影響

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.006 +40.6銭 11:20 113.464 -13.6銭 翌1:35

■今日の見通しについて
・今日はイギリスで予定されていたEUの離脱協定案に関する議会の採決が急遽延期され、これをもってポンド相場が大幅に下落しているが、ドル/円についてはアメリカの株価が堅調だったことに支えられて113円台に値を戻しているという状況。
・今日はあまり他に材料が無いのでドル/円は113円台前半を中心にしたレンジ相場になりそう。

■注目ポイントについて
・延期した理由というのは採決で大敗を喫するのがほぼ見えていたのでこれを避けたかったということと、今週のEU首脳会議で採決の前にもう一度交渉して条件の緩和を求めたいというのがあったと思われる。
・ただ、EUの方はこの条件の緩和はしないとはっきりと言っているし、もう一回採決した場合に議会の賛同を得られるのは結構難しいということで、いま一度延期して採決となった場合、改めて否決されるということになると市場の混乱をきたす可能性があり、場合によってはリスクオフになるとドル/円でも下落し112円台を割り込む可能性も出てくる。

■否決された場合、金融市場へも影響がありそうだが?
・今後否決された場合に3つの可能性があるとみており(秩序だったブレグジット、合意なきブレグジット、メイ政権退陣)、今のイギリス議会の混乱ぶりを見ていると[メイ政権退陣→総選挙→国民投票]の可能性が以前より高まってきたと思われる。
・ただ、今の問題というのが世論調査を見てみると、前回の国民投票から2年も経っているが、それにもかかわらずブレグジット派とEU残留派がほぼ拮抗している状態で、まだわからないと言っている人が16%もいる状況なので、もう一回国民投票したところですっきりと決まらない可能性もまだある。
・この問題は結構長引く可能性があり、金融市場にしばしば混乱を呼び起こすリスクがまだあると見た方がいいだろう。

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