12/10 ニッセイアセットマネジメント 松波俊哉

 予想レンジ
 112.20円~113.00円
 注目ポイント
 リスクオフの円高の兆し?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
112.240 +4.0銭 11:10 113.281 +32.1銭 翌4:45

■今日の見通しについて
・週末のドル/円は雇用統計の下振れと米国株の下落を受けて軟調に推移した。
・本日もこの流れを引き継ぎ、ドル/円は上値の重い展開を予想する。

■注目ポイントについて、円高というトンネルの入口が近づいている?
・入口は近いと考えている──18種類のリスク性資産などを変数にしたリスクオン・オフインデックスとドル/円のグラフを見ると、連動性は高く円高方向・リスクオフ方向で動いている。
・最大の要因というのはインデックスの中で比重が大きい米国株の不安定な動きが挙げられるが、米国株には2つのリスクオフの兆候がみられる。
・アメリカの失業率の低下余地が限定的になってきたことがまず1つ目で、失業率のボトムアウトとS&P500のピークアウトがほぼ一致しており、現在アメリカは完全雇用状態なので失業率がいつボトムアウトしてきてもおかしくない。
・実際、失業率の6ヵ月の先行指標である新規失業保険申請件数が9月にボトムアウトしてきていて、ここから計算すると来年の3月には失業率が反転・上昇してもおかしくない環境にある。
・2つ目は、来年のFRBの利上げ打ち止め観測が台頭してきており、利上げの打ち止め局面と米国株はピークアウトする傾向が見てとれる。
・それが最近は前倒しで動く傾向が株にはみられ、来年の利上げ回数の市場コンセンサスは1回未満であることを踏まえると、来年の株価の上昇余地は限定的で、前倒しでリスクオフの円高が進む可能性が視野に入る。
・メドとしては来年半ばにかけて110円割れトライを考えている。

個人成績