11/29 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 113.00円~114.00円
 注目ポイント
 クレジット タイト化で円高リスク

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.189 +18.9銭 22:30 113.678 -32.2銭 7:00

■NY市場を受け、今日の見通しは?
・ハト派的なパウエル議長講演を受けて米株高などリスク選好が回復する動きとなったが、対円を含めてドルは全面的に反落という格好になった。
・今日はFOMC議事録の発表などを控えているが、週末には米中首脳会談もあるので相場としては少し動きにくくなっていくだろう。

■注目ポイントについて
・短期的な話ではあるが、ムーディーズのBaa格社債スプレッドを示した図表を見てみる──アメリカ国債に対する社債の上乗せ金利だが、現在1.9%台まで拡大してきているが2015年などでいうと2%を超えてくると世界的にも株価が下がるなど、リスク回避志向が明確になってくる。
・そういった場合はタイムラグがあっても円高になる傾向が多い。

■なぜ上乗せ金利が拡大している?
・最近の株安など、世界経済に悲観的な見方が強まっていることが最大の理由だと思われるが、もう一つは最近の原油安だと考えられる。
・(逆目盛りのWTI原油先物価格とBaa格社債スプレッドの相関をみると、)前回スプレッドが急拡大した2015年もそうだったが、原油安に伴いアメリカのシェール企業の信用リスクが警戒されるようになってくると、(原油安・スプレッド高の相関があるので)スプレッド拡大の動きが出てくるのではないか。

■今後は円高傾向になる?
・現在のところはリスク回避的な円高圧力が強まるような状況はまだ見られていないが、WTI原油先物も50ドル台割れ目前となっているので全体環境はあまり楽観できないと考えている。
・ドル/円はちょうど昨年春からの抵抗線である114円台が頭上に迫っているので、原油底入れが明確になるまではドル/円が頭打ちとなる可能性を警戒したい。

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