11/20 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

 予想レンジ
 112.00円~113.00円
 注目ポイント
 米利上げ期待の後退

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
112.303 +30.3銭 22:05 112.839 -16.1銭 翌3:10

■今日の見通しについて
・昨日は住宅市場指数がかなり大きく下げて、結局アメリカの長期金利も下げてドル安、加えてアメリカの株も下がったので円高になり、ドル安・円高で10月末以来の112円40銭台までドル安・円高が進んでいる状況。
・今日は住宅着工件数が発表されるので、少し金利に対する影響が心配。

■もしその指数が下がるとなるともう一段の下げもありそう?
・はい──アメリカの10年の金利が9月下旬以来の3.05%ぐらいまで下がってきているので、3%割れを意識し始めるとドル/円に対してもドル安圧力がかかりやすくなるだろう。

■注目ポイントについて
・2019年中の利上げ織り込み回数とドル/円の関係をみると、11月8日の前回FOMCの日には2.2回ぐらい利上げを織り込んでいたが、その後どんどん利上げ期待が後退していて、先週金曜日にクラリダFRB副議長が少しハト派的な発言をしたということもあり、一気に1.4回ぐらいの所まで下がってきていて、昨日も少し下がっている。
・この相関はいつも強いわけではないが、ここのところこの相関が出ているので利上げ期待の上下動にそってドル/円が動いている状況。

■政策金利を予想する上で今後注目するイベントは?
・大きく利上げ期待を変えてくるということであれば、来週(水曜に)予定されているFRBパウエル議長のニューヨーク・エコノミークラブでの講演や、次の日にある議事要旨、12月5日のFRBパウエル議長の議会証言、同日にあるベージュブックというところ。
・結構並んでいるので利上げ期待を大きく変える可能性はある。
・先ほどのチャートで、来年1回しか利上げがないということになると、ドル/円相場は111円〜110円台には下がってくる。
・逆にやっぱり2回はあるでしょうということになると、114円近辺に戻してくるということで、しばらくこの相関にそって動くということが考えられる。

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