11/19 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 112.20円~113.20円
 注目ポイント
 対外証券投資フロー

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
112.418 +21.8銭 翌3:30 112.873 -32.7銭 23:15

■今日の見通しについて
・FRB高官から世界的な経済成長に対する慎重な発言が相次いだことをうけ、ドルが全面安となった。
・来年以降の利上げが読みづらくなったことで市場の金利見通しもハト派に修正される可能性は高く、本日もドル/円の上値は重いとみている。

■注目ポイントについて
・8日に発表された9月の投資家別対外証券投資では、銀行勘定による約4兆円の大幅な買い越しが確認された。
・また主体別は判明していないが、中間選挙前後となった11月5日の週では約1.6兆円の買い越しが確認されている。
・国内の投資家は年初から金利上昇により外債のリスクを大きく落としていたとみられるが、その戻しだったとみている。

■何故いま積極的な買い越しが出ている?
・リスクとリターンが均衡し始めたという点だろう。
・実際、今年のアメリカ10年債利回りをみると3%を超えた際に投資が強まっていることから、現行の水準が投資の目線に合ってきているとみられている。
・一方、今後は景気のサイクルも終盤に入り利上げのペースは落ちることから、長期金利の大幅な上昇リスクは低下したと考え、足元の利上げに耐えてでもポジションを作り始めているんだとみている。

■為替への影響は?
・外債投資が増えれば円売りの動きが広がる可能性はある。
・今のところ円投資の主体である生保や信託勘定の機関投資家に目立った動きは確認できていないが、今後追随して外債のポジションを増やす可能性もあり、対外証券投資の動きには引き続き注意が必要かと考えている。

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