11/14 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ
 113.30円~114.20円
 注目ポイント
 ユーロ相場の分水嶺

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.296 -0.4銭 翌4:05 114.008 -19.2銭 23:00

■今日の見通しについて
・昨晩はブレグジット交渉で少し前進があったということでポンドが買われた。
・ただ、ドル/円は少し手掛かりが不足していてレンジ相場ということで、今日も材料が不足しているのでレンジ相場が継続するだろう。

■注目ポイントについて
・いまユーロ相場が実は非常に大事な分岐点に立っている。
・ユーロ/ドルのレートとユーロ/ドルの200週移動平均線を重ねたチャートを見る──200週移動平均線がユーロ相場の分水嶺として注目に値するもの。
・2011年、2014年、この2つの時にはユーロ相場が200週移動平均線を下回った時で、その後にユーロが大きく下落している大相場をみている状況。
・こういった実績があるなかで今はどうかというと、200週移動平均線の位置がユーロ/ドルで1.13というレベルだが、今週に入ってから既にユーロ/ドルのレベルが1.12に下落している。
・そうするとその先にある1.10、更にその先の1.05というレベルも、実はもう射程圏内に入ってきているという状況。

■今後のユーロ相場を見る上で気を付ける材料は?
・最も注意すべき材料は欧州の景況感だろう。
・今日、ドイツのGDP速報値の発表が控えているが、コンセンサスがもともと減速ということもあるが、この数字が予想よりも悪い数字になってしまうと、来月のECB理事会での経済見通しの下方修正だったり、フォワードガイダンスの微修正への思惑が高まりかねない状況になっている。
・投機筋のユーロ先物の建玉の状況を見ても、来年夏以降の利上げを期待したユーロの買い越しのポジションが今、少し縮小され逆転しているという状況で、こういった動きも加速する可能性があるので注意が必要だろう。

■ドル/円相場への影響は?
・ドル/円に関しては少し中立であまり動きはないのかなと思っているが、やはり注意しなければいけないのはユーロ/円の動向だろう。
・短期的なスパンでみてもユーロ/ドルの下落につれて125円の大台を割れるというところも視野に入れて見ておくべきだろう。

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