10/25 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 111.60円~112.60円
 注目ポイント
 原油価格の金融市場への影響

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
111.818 +21.8銭 9:05 112.672 +7.2銭 翌2:45

■今日の見通しについて
・ドイツのPMIが弱かったことやイタリア予算案に対する懸念をきっかけに欧米株は揃って軟調となっている。
・リスクオフの円買いからドル/円では112円を割り込んで推移しそうだが、一方で欧州通貨の下落によるドル買いも効いており下値は限定的となりそう。
・本日はECB理事会が予定されているが目立った材料にはならないだろう。

■注目ポイントについて
・原油価格の調整が続いているが、そろそろ終盤とみている。
・一昨日サウジアラビア投資会議のなかでOPECによる増産を働きかけることが明らかになったが、これは政治面で劣勢に立つサウジアラビアが原油価格の抑制を希望するトランプ大統領のご機嫌をとったものとみている。
・しかし、サウジアラビア・ロシアは既にフル稼働に近い状態で原油を生産していること、OPECについては来年第1四半期までに需要減を見込んでいることから大幅な増産は事実上難しいとみており、価格はそろそろ支えられると考えている。

■原油が下げ止まることの金融市場への影響は?
・原油価格と米国の名目金利、期待インフレの関係を見ると、特に10月以降原油価格の下落と共に(期待インフレ率も)低下しており、名目金利も上昇の勢いを失っている。
・賃金を含め、アメリカのファンダメンタルズが好調なことを考えれば原油価格が期待インフレ低下のドライバーだったと考えられる。
・原油価格が下げ止まるとすれば名目金利の再上昇を通じて株価にとって一段の重しとなるものとみている。

■為替相場への影響は?
・金利高からのドル買いと株価下落によるリスクセンチメントの悪化から、上げ下げ双方の材料が発生することになるが、ドル/円にとってやや上値が重くなるのではないかとみている。

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