10/16 三菱UFJ信託銀行 谷口晶俊

 予想レンジ
 111.30円~112.30円
 注目ポイント
 アメリカ求人労働異動調査

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
111.731 +43.1銭 7:20 112.292 -0.8銭 23:10

■今日の見通しについて
・昨日のNY市場は、株・債券ともに方向感が無い動きとなりドル/円は111円台後半で動く展開となった。
・本日は先週急落した株式市場が落ち着きを取り戻しつつありドル/円をサポートしそうだが、引き続きムニューシン米財務長官の為替条項発言や為替報告書への警戒感でドル/円はレンジ相場が続きそう。

■注目ポイントについて
・アメリカの求人労働異動調査が今日発表されるが、中でも自発的離職率に注目している。
・自発的離職率というのは待遇改善を求め積極的に転職活動を行うことを背景に上昇する傾向があり、賃金上昇の先行指標として注目。
・グラフでは2009年を底に上昇基調に転じ、現在まで右肩上がりで推移している。
・平均時給もやや遅れながらも緩やかに上昇しており、今日発表される離職率も前の月と同じ2.4%前後であれば、今後の賃金上昇期待は維持されそう。

■賃金上昇ペースの加速、これはドル買い要因になってきそう?
・FRBのパウエル議長は賃上げが物価急騰要因にはならないと、緩やかな利上げ路線の継続を示唆していることから、もし加速的な賃金上昇を確認できれば追加利上げが台頭しそう。
・ただ、直近の金利上昇を嫌気した株価調整や対米通商問題、日本への為替条項追加の動きなど、円高懸念要因も多く残っている為、少なくとも今月はドル/円の上値は重く113円手前では戻り売りに押される展開を予想する。

個人成績