10/9 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 112.60円~113.60円
 注目ポイント
 金市場が示唆するもの

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
112.872 +27.2銭 翌4:55 113.391 -20.9銭 16:20

■週末のドル/円相場について
・ドル/円は上値の重い展開となった──金曜のアメリカ雇用統計は強弱まちまちの結果に終わり、一段の上昇には繋がらなかった。
・月曜には中国株が大幅安となったことや、欧州委員会がイタリアの予算案を巡って難色を示したことでリスクオフ優勢の形にとなり113円前半まで反落している。

■今日の見通しについて
・本日は目立った材料はないが、株の調整色が強くなっており引き続き上値は重そう。
・ただし、ドル/円の下値では相応に買いの意欲がある印象で、一目均衡表の日足基準点が位置する112円45手前を下値の目処とみている。

■注目ポイントについて
・今年に入ってからの米株・米債・金の動きを見てみると、特徴的なのは8月中旬以降の動きで、株と金の値動きは逆相関の関係になるはずだが、この期間では株が上昇するなかで金の下落が止まっている。
・金が下げ止まったのと同時に債券が下落、利回りが急上昇を始めていることから、金利上昇の悪影響を先回りで警戒していたとみることができる。
・先週、金利の上昇が株価の重しになったと話題になったが、金の下げ止まりが正しく、株の調整が遅れていたと言えるのではないか。
・週末の雇用統計で労働市場の堅調さが確認できたことで、金利には一層の上昇圧力がかかることが予想され、警戒の色がより強くなるのではないかとみている。
・為替市場で上値の重い時間が続くとみているが、それがどのくらい継続するかを見極めるためにも金相場の動向も踏まえつつ株価の動向を注視する必要があると考えている。

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