9/14 三菱UFJ信託銀行NY 佐藤聡

 予想レンジ
 111.40円~112.40円
 注目ポイント
 新興国通貨と米金融政策

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
111.752 +35.2銭 18:30 112.168 -23.2銭 翌0:25

■トルコ中銀の予想を上回る利上げ、市場にはどういう影響がある?
・トルコリラが急反発したことで新興国通貨も連れ高となりリスクオンの流れになった。
・一方、アメリカの8月の消費者物価指数は予想を下回り、結局一日を通じてドル安・ユーロ高の流れとなっている。
・ドル/円に関してはリスクオンの円売りで引けにかけて112円丁度まで上昇している。

■今日の見通しについて
・本日は中国8月主要経済指標が発表されるが、市場予想を下回るようだとリスク回避の円買いからドル/円の下落に繋がる可能性がある。
・アメリカが提案した中国との貿易協議再交渉はポジティブに捉えられがちだが、懸念が完全に払拭された訳ではなくセンチメントの反転には注意が必要。

■注目ポイントについて
・一旦市場のリスク回避ムードは後退したが、引き続き貿易摩擦と新興国通貨安懸念が燻るなか、FRBの金融政策に注目している。
・(アメリカの)離職率のデータからも見て取れるように、賃金上昇ペースが加速の兆候を示していることや、FRBのブレイナード理事は2020年までの利上げを示唆していることもあり、政策の引き締め余地はまだあることがうかがえる。
・今月のFOMCでの大きな変更は見込まれないものの、漸進的な利上げは新興国情勢に引き続き重しとなるとみている。

■ドル/円相場への影響は?
・短期的には新興国懸念後退による円安がドル/円の支援材料となるが、長期的にはドル/円の持続的な上昇は期待できず、110円〜112円を中心とするレンジ相場が続くと見込んでいる。

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