9/7 三井住友信託銀行NY 矢萩一樹

 予想レンジ
 109.80円~111.00円
 注目ポイント
 FRBの利上げと資源・新興国通貨

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.378 +57.8銭 9:05 111.246 +24.6銭 23:25

■NY市場を振り返って
・日本での地震、アメリカの中国への追加関税発動への警戒、NY時間はアメリカ株が軟調に推移したこと、更に先ほどトランプ大統領が次は日本と貿易で争うということが報じられドル/円は軟調に推移した。

■今日の見通しについて
・アメリカの雇用統計の発表と複数のFRB高官の発言があり、市場がFRBの年4回利上げの織り込みを強める場合、ドルが上昇し一時的にドル/円が上昇する可能性がある。

■注目ポイントについて
・アメリカのFRBは利上げを継続しているが、一方でアメリカ以外の多くの国々は緩和的なスタンスを継続している。
・オーストラリアとアメリカの政策金利の推移とその差を見る──今年に入りその差はマイナスになった。
・前回マイナスになった時期ではアジア通貨危機、アメリカの大手ヘッジファンドが破綻したLTCMショックがあり、当時のFRB議長のグリーンスパン氏がアメリカだけが繁栄のオアシスであり続ける保証はない、と警鐘を鳴らした時期に重なる。
・現在もアルゼンチンペソやトルコリラといった新興国の通貨が売られており、市場のリスクセンチメントが悪化している。

■この資源・新興国通貨安という流れは続く?
・依然としてFRBは最大年4回の利上げを計画しており、まだ市場が織り込む年4回の利上げ確率には上昇余地があり、ドルの更なる上昇も見込まれる。
・これにより、資源・新興国通貨の更なる下落が引き起こされリスクオフになる場合があり、それが発生した場合にはドルも円も買われるが、より円が買われドル/円の下落が生じると考えている。

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