8/23 FPG証券 深谷幸司

 予想レンジ
 110.20円~110.90円
 注目ポイント
 ユーロ相場とドルポジション

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.518 +31.8銭 7:00 111.314 +41.4銭 翌4:00

■NY市場を振り返って
・FOMC議事録の公表前になかなか動きにくいなか、ユーロ/円相場が128円台に上昇ということで、ドル高というより円安主導でユーロ/円相場に引っ張られて(ドル/円は)110円台半ばまで上昇した。

■今日の見通しについて
・110円近辺では底堅さを確認したものの米中準レベル通商協議の行方を睨んでいるのと、明日パウエル議長の講演を前に動きが鈍いかなということで、110円台半ば中心の値動きを想定している。

■注目ポイントについて
・8月に入ってからの円高にはユーロ/円相場の下落が大きく影響してきた。
・トルコ問題に起因して欧州金融機関への影響などが懸念され、欧州発動がきっかけで円高となった面が大きい。
・現状ではユーロ/円ポジションは解消し、ひとまずトルコリラは下げ止まっていることも手伝って、ユーロの対ドル・対円での底打ち感が生まれてており、これがドル/円相場を間接的に下支えしているという形。

■ドル/円相場は110円台で上値を抑えられている印象もあるが?
・米中通商協議の再開も手伝ってリスク選好が回復していることが要因。
・これまでアメリカ経済の強さやリスク回避でドル買いのポジションが積み上がっていたがそれに歯止めがかかり、トランプ大統領の利上げけん制発言もきっかけになって調整のドル売りを誘発している。
・円買いにも歯止めはかかっているが、短期的にはドル売りの圧力が勝っていたということだろう。

■ドル売りの動きは続く?
・一時的だと思っている──米中協議の不透明感や新興国リスクが解消した訳ではないので、リスク選好が大きく改善することは無いだろう。
・投資家のドル需要の旺盛でユーロ相場の底打ちもありドル/円相場も110円近辺で底固く、そこからはジリジリと上値をうかがう展開となると考えている。

個人成績