8/13 クレディ・アグリコル銀行 斎藤裕司

 予想レンジ
 109.90円~110.90円
 注目ポイント
 8月は円高?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.109 +20.9銭 13:55 110.937 +3.7銭 22:55

■週末の動きからここまでの動きをどうみる?
・金曜日はアメリカと対立を深めるトルコの通貨リラの下落に拍車がかかりトルコ経済への警戒感で、トルコとの関係の深い欧州金融セクターへの懸念から世界中で株売りとなりユーロ/円はほぼ2ヶ月ぶりの安値となる126円02銭まで下落した。
・ドル/円は一時的なリスクオフの流れから110円51銭まで下落したが、ドルが対欧州、対新興国通貨に対して上昇した為に結局は111円丁度レベルで引けている。
・しかし今朝は金曜日のリスクオフの流れを受けオセアニア市場では円買いの動きが顕著となっている。

■今日の見通しについて
・今日に関しては本日も新興国市場の動向を見ながらユーロ/円の方に注目したい。
・週足で見ると2016年から2018年の高安の半値押しに当たる123円50銭近辺が視野に入ってきている所に注目。

■注目ポイントについて
・市場では8月は円高というイメージがあり、8月は1998年から2012年まで14回中12回が円高となっている。
・要因として考えられるのがアメリカ国債の大型償還やファンドの解約などが挙げられる。
・しかしアベノミクス以降2013年から2017年までは逆に5回中2回しか円高になっていない。
・市場の通説だった8月は円高という季節性は数字上は既に過去の物となっているが、8月は夏休みで市場参加者が少なくて市場のボラティリティが一度上がると大きく動く傾向がある。
・従ってトルコ経済の混乱の拡大で欧州や新興国経済への懸念がさらに高まるとすればクロス円主導の円高になる可能性があり注意したい。

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