8/6 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 110.60円~111.70円
 注目ポイント
 機関投資家の動向

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
111.167 +56.7銭 10:05 111.526 -17.4銭 20:35

■週末のドル/円相場を振り返って
・7月のアメリカ雇用統計での非農業部門雇用者数、ISM非製造業景況指数が市場予想を下回ったことに加え、中国人民銀行が人民元安抑制のため為替フォワード取引の一部を対象に20%の準備金預け入れを義務付けると発表したこともありドル売り優勢となった。

■今日の見通しについて
・ドル/円は下落方向が優勢とみている。
・下落の続く人民元にようやく調整の動きが入ったことでドルは上値を抑えられると思っている。
・今週木曜日に開催される日米新貿易協議を前に米国からの高い要求や円安けん制に対する警戒感が強まるとみている。
・加えてイラン、北朝鮮の地政学的リスクがぶり返していることも円買いを助長しそう。

■注目ポイントについて
・主な円売り主体である信託銀行の信託勘定と生命保険会社による対外証券投資のうち年前半の株式と中長期債の合計を示したグラフを見てみる──去年の同時期と比較すると今年は2倍以上の外貨建て投資が行われており、投資欲は旺盛となっている。
・ただ月別にみると6月が低調で投資欲そのものが後退したというよりは円安が進行したため一旦手が止まっているという状況だとみており、その水準としては110円がひとつの目安となるとみている。
・足元リスク要因による円高が進み110円を超えて円買いが進む局面では新規の投資フローが見られるものとみており、下値をサポートする材料として注目している。

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