7/25 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ
 110.50円~111.60円
 注目ポイント
 米EU首脳会談

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.663 +16.3銭 翌2:40 111.384 -21.6銭 10:20

■昨日の相場を振り返って
・アジア時間では本土買い市場の人民元が1年ぶりの安値をつけたことで一時的に円買いが優勢となったが、海外時間ではユーロ圏・米国とも製造業PMIが市場予想を上回ったことや、株価が堅調だったことを背景にドル/円は底固い展開となっている。

■今日の見通しについて
・トランプ大統領によるドル高けん制と日銀の金融政策軟化の思惑が引き続き重しとなり上値を追いづらい状況。
・また、中国は関税の報復的な意味合いから人民元安を止めようとする気配は無く、本日も人民元安の円買いを後押ししそう。
・米国時間ではアメリカのトランプ大統領と欧州委員会のユンケル委員長が通商関係について協議するが、こちらもリスク要因として注目している。

■注目ポイントについて
・トランプ大統領は貿易相手国に高めの要求を続けているが、これはアメリカの中間選挙を意識したものであるとみており、EUに対しても容易に譲歩するつもりはないのではないか。
・OECDベースの購買力平価を見るとユーロは米ドルに対して円よりも割安である側面があるだけに、トランプ大統領としてはなおさら頑なな姿勢を示すのではないかとみている。
・一方、EU側からの譲歩がみられるとの希望的観測があるが、ドイツ・フランスで対応方針が分かれるなど一枚岩でないことから交渉がまとまらない展開を想定している。

■今後の市場の反応は?
・長期的に見た場合にはドル安の推進からユーロ高圧力が加わる可能性があるが、最初の反応としてはリスクオフの形でユーロ圏の輸出関連株を中心に株価が下落しユーロも下落するとみている。
・ドル/円についてはリスクオフの円買いによって軟調となりそうだが、同時にユーロ売りからのドル買いが下落圧力を緩和することになるため、110円台を割り込むことは無いとみている。

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