7/5 ニッセイアセットマネジメント 松波俊哉

 予想レンジ
 110.20円~110.80円
 注目ポイント
 米中貿易交渉のドル/円への影響

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.288 +8.8銭 12:55 110.718 -8.2銭 翌3:00

■今日の見通しについて
・米国市場は独立記念日で債券・株式市場は休場だった為、ドル/円は110円半ば近辺で閑散取引となった。
・本日は米国による対中関税措置や雇用統計の発表を6日に控え狭いレンジ内での推移を予想する。

■注目ポイントについて
・今回の関税規模を考えると適用済の鉄鋼・アルミ関税額と併せても対GDP比0.1%弱。
・トランプ減税額の対GDP比と比較するとおよそ6分の1でしかなく、マクロベースでの直接的影響は軽微な為、ドル/円の下振れは限定的と考えている。

■現在保留中の2000億ドル相当の対中関税措置や自動車関税の引き上げが発動された場合、為替へのインパクトは?
・インパクトは甚大で円高進行のトリガーになる可能性が高く注意が必要だと考えている。
・それを考える上で1990年代前半の日米自動車交渉が参考になる。
・当時はクリントン大統領が貿易赤字解消には円高が有効として、日本の高級車に100%の関税付加を突き付けてきた。
・これらの措置を受けて米国の為替政策に対する不確実性を示す指数が急上昇し、95年にかけて30%近く円が急上昇した。
・現時点では足元の貿易政策に対する不確実性指数は当時の3分の1程だが、今後自動車関税引き上げが現実味を帯びた場合100円割れも視野に入る。

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