6/29 三菱UFJ銀行NY 平井邦行

 予想レンジ
 109.90円~110.90円
 注目ポイント
 ラッセル指数の行方

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.371 +47.1銭 9:45 110.940 +4.0銭 翌4:00

■NY市場を振り返って
・本日も貿易戦争の懸念から神経質な展開が継続しドル/円は110円半ばをはさんで小動きとなった。

■今日の見通しについて
・本日から週末にかけてはEU首脳会議やメキシコ大統領選挙などが控えていることもあり、手控えムードの強いレンジ取引を予想している。

■注目ポイントについて
・政治不安や貿易戦争への懸念、さらにはドル金利の上昇を嫌気し、エマージング諸国からの資金流出が続いている。
・その流出した資金の多くが中小型株中心のラッセル2000指数に流れていると思われる。
・減税効果が中小企業により多くの恩恵をもたらすと期待されており、実際に大型株中心のダウの上値が年初から重くなるなかで、ラッセル指数は今月半ばに高値を更新している。
・こうしたエマージング資産からドル資産へのシフトによるドルの買い戻しが、市場のリスクセンチメントが悪化するなかでもドル/円が底堅いひとつの要因だと考えている。

■ラッセル指数も足元では下落しているが?
・貿易摩擦が加熱し報復合戦となると、0.5%〜1.0%程度のGDP押し下げ効果があるとの試算もある。
・一方でトランプ減税が0.5%〜1.0%の押し上げ効果とも言われているので、減税効果を打ち消してしまう可能性がある。
・中小企業はこうした貿易摩擦の影響を受けやすく、実際に先週からラッセル指数にも売り圧力がかかっており、これが続くようだとドル/円も下落に転じるのではないかと考えている。

個人成績