6/25 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ
 109.50円~110.50円
 注目ポイント
 欧米 金融引き締めの副作用

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.369 -13.1銭 翌3:50 110.039 -46.1銭 翌4:35

■今日の見通しについて
・今日は少し手掛かり不足かと思われるが、先週から続いている通商問題がドルの上値を重くするのでドル/円も引き続き111円にトライできるかというところで上値が重い展開が続くだろう。

■注目ポイントについて
・日米欧がバランスシートを拡大させる、量的緩和を推進してきた恩恵を受けて新興国通貨のパフォーマンスは結構良好だった訳だが、今月に入ってからFRBが利上げをしてECBも今後量的緩和政策を段階的に解除していくという方針を示したので、バランスシートの縮小と共に新興国通貨の下落という状況が顕著になってきている。
・ただ新興国通貨の下落というのが全面安という状況に至っているわけではまだない。
・この中身を見る──年初を100とするとトルコリラ(80)やブラジルレアル(85〜90)は下落幅が大きく顕著だが、アジア通貨(95〜100)、特に人民元(100)が牽引する形で実は堅調に推移している状況。
・今後バランスシートの縮小が行われていくにつれて、アジア通貨や特に人民元が下落して新興国通貨全面安というような強い副作用が出ないかどうかを確かめることが金融市場の状況を見る上で非常に大切なポイントになってくる。

■ドル/円相場への影響は?
・新興国通貨全面安という状況になれば円高圧力が高まってくるとは思うが、新興国に大きな波乱さえなければ基本的にはリスク回避で円も買われるがドルも金利が相対的に高くて安全資産で買われ易いところがあるので、ドルも円も両方とも買われる為、ドル/円相場にはニュートラル・中立だろう。
・ドル/円は引き続き108円〜111円台の大台で推移していくとみている。

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