6/7 三菱UFJ銀行 内田稔

109.70円~110.60円

■注目ポイント
アメリカ長短金利差と利上げ観測の行方

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.480 -22.0銭 翌2:35 110.219 -38.1銭 9:20

■NY市場を振り返って
・昨晩は米国の株式相場が大きく上昇したのでややリスクオン、円安となりドル/円は注目の200日移動平均線の110円20銭近辺を回復して戻ってきた。

■今日の見通しについて
・今日も110円前半を中心に底堅く推移するとみているが、ただ来週米朝間の首脳会談やFOMC、ECBといった重要なイベントが目白押しになっている。
・また原油価格やイタリアの国債などが軟調に推移しているので、リスクオンにもなりきれずに110円半ばでは上値が重くなってくるだろう。

■注目ポイントについて
・アメリカでは10年債の利回りと2年債利回りとの格差が約11年ぶりの水準まで縮小してきており、これがこのまま逆転するのではないかということが非常に市場で注目されている。
・10年債と2年債の利回りの格差をとったグラフを見る──注目されている背景はこれが逆転した場合に、その後の景気後退のシグナルとなることが多かった為。
・このままアメリカのインフレ期待がしぼんでしまうと長期金利がさらに低下しかねないし、一方で金融政策を織り込む性質が強い2年国債の利回りが上昇してしまうとこの長短金利差の逆転が現実味を帯びてしまうので、それを回避するためにFRBが利上げに慎重な姿勢に転じる可能性について注意すべき。

■この逆転の可能性はどれくらい?
・足元ではアメリカの経済指標も好調で、FRBの保有資産縮小も需給面では長期金利の上昇圧力なので、短期的にはまだこの逆転する可能性は低いとみている。
・ただセントルイス連銀のブラード総裁も年内に逆転する可能性に言及しているし、原油価格が更に下がったりすることを考えると長期金利が低下して逆転する可能性も決して低いとは言い切れない。

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