5/7 みずほ証券 鈴木健吾

108.70円~109.70円

■注目ポイント
リスクの動向

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.757 +5.7銭 10:15 109.398 -30.2銭 21:00

■先週の動きを振り返って
・連休中のドル/円はドル安・円高の展開となった。
・FOMCは緩やかな利上げを示唆しつつも利上げペースの加速を連想させる内容ではなかったことや、4月の米雇用統計で雇用者数や賃金の伸びが市場予想を下回ったことなどからドル/円は一時108円台後半まで下落する場面もあった。
・米株の上昇がこれを下支え、ドル/円は109円台前半での取引となっている。

■今日の見通しについて
・今週は先週に比べるとアメリカの重要イベントには乏しく、特に本日は大きな材料は予定されていない。
・連休中のイベントを消化しつつも109円台を中心にもみ合う展開を予想している。

■注目ポイントについて
・恐怖指数と呼ばれるVIX指数の推移を見ると、今年序盤はリスクがドル安・円高をもたらした。
・2月には米金利や米株の乱高下で指数が急上昇し、3月以降も貿易戦争懸念や(中東の)地政学的リスクが注目された。
・しかし4月のようにリスクが後退し先週のVIX指数は1月以来の水準まで低下している。
・貿易戦争懸念や資源に関する緊張などが緩和し、北朝鮮の非核化に対しても楽観的な見方が台頭してきている。

■本当にリスクが払拭されたと言えそうか?
・残念ながら完全に払拭されたとは言えない状況。
・貿易問題では4日に終了した米中閣僚協議が具体的な進展に乏しく、鉄鋼・アルミ関税に関しても米国とEU等との交渉は月末まで続く。
・国益のため米中欧とも簡単に譲歩するとは思えず貿易戦争懸念はくすぶっている。
・また、地政学的リスクでは今週中にイラン核合意の延長期限を迎え、米国が経済制裁を再開する可能性がある。
・中東が不安定化すれば原油価格なども含めリスクが再拡大する可能性には注意が必要。
・ドル/円が1ドル110円をみたリスク動向がカギとなることを考えており、今週は週末のイラン核合意の動向などに注目する。

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