5/1 三菱UFJ信託銀行 谷口晶俊

108.70円~109.70円

■注目ポイント
アメリカ企業物価の上昇

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.242 +54.2銭 7:05 109.890 +19.0銭 翌4:50

■NY市場を振り返って
・昨日のNY市場では3月のPCEデフレーターが前年比で+2.0%と2月の1.7%から上昇したことでドル/円は109円45銭まで強含んだ。
しかしその後は軟調な株価を背景に109円台前半で推移している。

■今日の見通しについて
・今日・明日のFOMCや週末の雇用統計を控え動意は薄く値幅も限定的になるとみている。

■注目ポイントについて
・米ISM製造業景気指数を構成する仕入れ価格、及びニューヨーク連銀やフィラデルフィア連銀景気指数の仕入れ価格のグラフを見ると、3指数とも昨年末以降上昇していることが確認できる。
・今年3月以降米国は鉄鋼・アルミ関税の導入、知的財産侵害による中国への追加関税、それに対する中国の報復関税など貿易戦争懸念が払拭されていないなか、企業物価を示す3指数の上昇はコストプッシュインフレ、原材料の高騰に起因するインフレの兆候を示唆しており悪いインフレへの警戒感が今後高まるものと考えている。

■そうした場合、為替への影響は避けられない?
・4月以降のドル/円相場は北朝鮮などの地政学リスクの後退とともに米インフレ及び利上げペース加速による金利上昇との相関が強まっている状況。
・過度な企業物価の上昇はインフレ加速を意識させドル高要因となるが、一方で企業収益悪化懸念による株価の重しになるとみている。
・今後のドル/円は110円をメドに上値の重い展開になると予想する。

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