4/9 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 植野大作

106.30円~107.50円

■注目ポイント
日米 金融政策 vs 政治不安

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.620 +32.0銭 翌4:55 107.204 -29.6銭 19:05

■週末、雇用統計を受けて為替が反応したが?
・雇用の伸びは市場予想を下回ったが非常に強かった前月の反動という面もあり、時給の伸びが前月を上回ったので複雑な解釈が錯綜した。
・結果的にドル/円は下げたが米中貿易摩擦への懸念がひびいたと思う。

■今日の見通しについて
・本日は市場の注目をあびそうな経済指標が見当たらないので、先週末のアメリカ雇用統計での売買疲れもあり、あまり方向感が出ないだろう。

■注目ポイントについて
・最近のドル/円相場は日米金融政策の違いに注目したドル高・円安圧力と、米中貿易摩擦を嫌気したドル安・円高圧力が交互に現れる難解なシーソーゲームになっている。
・今後、どちらの影響が強くなるかによって為替の方向感が決まりそうだが、私はいずれ金融政策の違いに軍配が上がると考えている。

■このところ為替は金利差にあまり反応していないが、今後は反応する?
・今後もアメリカで金融政策の正常化が続くなら今年中はバランスシートの縮小ペースが3ヵ月ごとに加速する。
・日米金利差だけでなくマネタリーベースの差も開いていくので、金融政策の違いが意識されやすくなり円安圧力が高まるだろう。
・また、米中貿易摩擦の行方は心配だが、これから6月をメドに始まる両国の交渉ではお互いの経済が致命傷を負う泥仕合を回避する方向に向かうだろう。
・貿易戦争に対する過度な懸念が和らげば、通商摩擦の悪影響を上回る減税と歳出拡大のプラス効果が見直され、市場のテーマは金融政策に戻るのではないか。
・年内3回か4回の利上げなら株価への悪影響も限られ、ドル/円は早晩110円台を回復するとみている。

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