3/28 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 植野大作

104.70円~105.90円

■注目ポイント
日米政治リスク

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.357 +65.7銭 7:00 107.009 +1円10.9銭 翌4:55

■海外市場を振り返って
・昨日はロンドン市場でドル全面高が進むと一時105円90銭付近まで上昇したが、アメリカが中国による企業買収を制限する法整備を進めていることが嫌気されると反落し、現在は105円台前半で取引されている。

■今日の見通しについて
・最近のドル/円相場は日米両国の政治リスクに振り回され、経済指標や金利差への感応度が一時的にせよ薄れている。
・本日発表される経済指標は注目度が低いこともあり、引き続き政治ネタに注目。

■注目ポイントについて、日本は昨日、佐川前国税庁長官の証人喚問を受けて円高一服となったが、今後はどう見るか?
・過去の経験則ではテレビ東京と日本経済新聞社の世論調査で内閣支持率が30%を割り込むと首相が退陣している。
・今後、森友問題が思わぬ広がりを見せ支持率が危険水域まで落ちた場合、アベノミクスの推進基盤の脆弱化が嫌気され株安・円高圧力が強まりそう。
・ただ、最近の支持率低下は経済政策への批判が原因ではなく、日銀が超低金利政策を続けている限り100円割れなど極端な円高にはなりにくいだろう。

■一方でアメリカでは中国との貿易戦争への懸念が続いているが?
・今後、両国が自国経済の失速を省みない貿易戦争にまい進するなら円高が加速しそう。
・ただ、これまでのアメリカのやり方を見るとNAFTA等でもそうだが最初に相手を脅かすカードを切って交渉に引き込んだら後で緩めるというパターンの繰り返し。
・このままトランプ大統領が株式市場の警告を一切無視して泥沼の貿易戦争に突入する気だとは思えない。
・過度の懸念が収まれば輸入増税の悪影響を上回る国内減税と歳出拡大のプラス効果も見直され、金利差によるドル高圧力が復活する時期も来るとみている。

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