3/14 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

106.20円~107.20円

■注目ポイント
年度末・年度初めの季節性

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.066 -13.4銭 翌0:40 106.748 -45.2銭 9:45

■欧米市場を振り返って
・昨日はアジアから欧州時間帯にかけて円安の流れがずっと続いてドル/円も107円台前半まで上昇したが、ティラーソン国務長官の解任という報道を受けドル売りになった。
・一旦少し戻したが、他にもまだ交代する人がいるというようなニュースが流れたり、中国に対して関税を課すというニュースも出て一段とドル売り円買いになりドル/円は下落という形になっている。

■今日の見通しについて
・基本的には底値が切り上がってきているので、一回下がったが反発方向に行って円安ドル高方向の流れが続くのではないか。

■注目ポイントについて。やはり季節性は見られるのか?
・以前は見られたが、実は最近は見られなくなってきている。
・細かく見ると面白い動きがあり、円の名目実効レートの月間騰落率を1~3月だけ見ると、今年は1・2月が円高で3月も円高気味。
・過去10年を見ると1~3月全てが円高に振れているのは2008年と2017年だけで、その年の4~6月を見ると3ヵ月連続で円安になっている。
・よって、今回も1~3月が円高だったとしても、その後は円安方向に転換するのではないかと見ている。
・こうした経験則だけではなく、今は日本経済・世界経済は好調で企業収益も好調なので、基本的にはリスクオンモードになり4月以降は円安方向に戻るのではないか。

■過去の例のように円安に切り替わるきっかけは?
・去年の1~3月は、実は今年と同じような形で北朝鮮問題やアメリカの保護主義、日銀の輪番で円高になっていたがもう一つあったのがフランスの大統領選で、フランスの大統領選の最初の選挙でマクロンが勝利して急に円安になった。
・2008年の時は金融システム不安で円高になったが、欧米の金融機関が良かったのでそれをきっかけに円安になったので、何気ないものがきっかけになっていくだろう。
・(今年は)アメリカの通商政策や日本の政局にある程度一定の区切りが見えたり、来週のFOMCで色々混乱があっても淡々と利上げが行われたということになれば、その辺りをきっかけに円安方向への転換があってもおかしくない。

個人成績