4/1 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

 予想レンジ
 107.00円~108.80円
 注目ポイント
 ドル高の原動力となった通貨

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.919 -8.1銭 翌4:40 107.937 -86.3銭 11:10

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・NYは少し株が下落したので円高になっているが、新年度になっているということもあり、新しい投資も出てくるのではないかと思うのである程度底堅いのではないか。

■注目ポイントについて
・昨年度1年間の主要通貨の対円騰落率を見ると、スイスフランが一番強くてその次がドル、ユーロと典型的な資本調達通貨が強くてエマージング通貨が弱いという典型的なリスクオフ相場になった。
・ドルと円はあまり差がつかなかったので結局ドル/円は2%下落した程度だった。
・3月9日〜23日の2週間はドル高になっていってリスクオフのドル高という形でドルが上昇して、この2週間のドル上昇のスピードというのはリーマンショックのときの短い間のスピードを抜くような形の急速なドル買いになった。

■年度末のこうした動きはパニックで世界中でドル需要が高まったということ以外にも何かある?
・もちろんそれが一番の原因だが、ドル高の背景はどの通貨が売られてドルが上昇したのかというところ──ドルの実効レートというのは貿易加重平均レートなのでアメリカと貿易額が多いところの通貨が売られると、その分だけドルの名目実効レートを押し上げて、この2週間で8%上がった。
・その寄与度を見るとメキシコペソだけで半分以上説明できるという状態になっている(寄与度約5%ポイント)。
・2番目がカナダ(寄与度約1%ポイント)──あとはブラジル、韓国、インドなんかも影響しているが、大きな目でいうと北米大陸でアメリカを中心にして上下からアメリカにお金が戻ってきたということが指摘できる。
・そういう意味ではドル高の影響というのは今後見ていく上で、円やユーロとかいうよりはメキシコ経済やカナダ経済に対してどういう影響を与えるかというところを注目ポイントとして見ていく必要があるのではないか。

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