3/5 マーケット・リスク・アドバイザリー 深谷幸司

 予想レンジ
 106.70円~107.90円
 注目ポイント
 リーマンショックとの違い

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.213 -48.7銭 翌3:15 107.741 -15.9銭 8:55

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・ひとまず協調緩和で欧米株しっかりということで一時コロナは一服したかなという感じだが、根本的なリスク回避は解消されてはいないので底堅いのだろうが上値は少し重いのではないか。

■注目ポイントについて、リーマンショックのときには急激な円高が長期化したが、今回は?
・リーマンショックの際は日本経済、日本の金融システムというのは正常に機能していたが、今回は日本経済が懸念されているということで、データではまだ確認できてはいないが東日本大震災と同様、事実上投資の為替需給というのは円買いには傾いていないのではないか。
・投機筋による円買い戻しによる円高圧力が解消していけば円高は止まるのかな、とみている。
・(いまは円買いポジションはかなり減っているとは思うが)その先の[?]というのは本邦投資家が国内に資金管理するかどうかということだと思うが、日本にリスクがある為それはなかなか見込みにくいのではないか。
・リスク回避でも円高は限定的で、ドル/円相場は最大でも105円台では止まるのではないか。
・バブルが崩壊したわけでもないし、経済活動が[?]的に止まっているということなので、感染拡大の減速とか治療策が明確になると事態は急回復するのかなと思うが、それは4月以降ではないか。

■各国は利下げなどの対策を打ってきているが、今後はどのような対応が必要になってくる?
・リーマンショックというのは金融政策、財政面での先行き対策も有効だったが、今回はいずれの政策も実体経済と市場の相乗的な悪化に対する防波堤という役割に留まってしまうのではないか。
・金融政策は市場心理を安定させるには役立つが、利下げや資金供給よりもむしろリスク資産の買い入れや信用供与、クレジット供給の方が有効になっていくのではないか。
・VIX指数の高騰とか信用スプレッドの拡大に歯止めをかけることが経済を止めないことに加えて、いずれ期待されるリバウンドの条件になるだろう。

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