10/11 三菱UFJ銀行NY 平井邦行

 予想レンジ
 107.50円~108.50円
 注目ポイント
 注目を集める米中閣僚級協議

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.848 +34.8銭 8:45 108.624 +12.4銭 翌0:45

■NY市場はリスクオンの動きとなったが?
・米中貿易交渉の進展の期待感からセンチメントが好転して金利・株ともに上昇、ドル/円も108円をつけた。
・本日が米中貿易交渉の2日目ということもあり、2日間でどのような合意がなされるのかに注目が集まっていて神経質な展開が予想される。

■注目ポイントについて、市場はいま楽観視しているようだが、合意というのはありそう?
・部分的な合意はあったとしても包括的な合意は難しいだろう──交渉は法制度のあり方など多岐に渡っていて簡単には解決しない。
・実はそれ以外に注目を集める理由があり、いま米企業の決算発表が佳境を迎える時期で、投資家にとっても11月末までに投資資金の出入りを決める、いわゆる45日前通知期間が10月なかばに迫っているなかで交渉が行われている。

■タイミングとしても市場へのインパクトが大きくなりそう?
・はい──その交渉結果によってはセンチメントが大きく振れる可能性が高く、グローバル経済への懸念も理由に、利下げを行っている各国中銀の金融政策判断にも大きな影響を与えかねない時期なので、企業や投資家も文字通り固唾を飲んで見守っている。
・この為、市場のこう着状態を作り流動性を下げる結果に繋がっていくだろう。

■こう着状態のなかで、仮に何らかの合意という形になった場合の為替への影響は?
・足元の経済指標やシリア情勢、期限の迫るブレグジットなど、そもそもリスクオフにポジションが傾きやすい環境なので、交渉の結果ポジティブサプライズが大きくなった場合には、ドル/円も一旦は108円なかばを試す動きとなるのではと予想している。

個人成績