10/10 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 107.00円~108.00円
 注目ポイント
 米中交渉による人民元とドル円への影響は?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.033 +3.3銭 7:55 107.972 -2.8銭 翌0:15

■NY市場はドル/円に関してはドル高方向となったが?
・為替相場全体的にはまちまちだったが、米株・米金利とも反発するという格好になりドル/円は堅調推移だった。
・本日は日本時間は日銀の雨宮副総裁の講演が予定されており、10月末の決定会合に向けて注目されやすいだろう。
・海外ではアメリカの消費者物価統計の発表があるが、ワシントンで開催される閣僚級の米中交渉に注目されていくだろう。

■注目ポイントについて、一部報道では中国が部分合意を提案するのではと言われているが?
・重要なのは、アメリカが今月の15日に中国への制裁関税を25%から30%に引き上げることを予定していること。
・中国としては農産物の輸入拡大でこれを回避するということが今の目標になっていると思うが、そもそもトランプ大統領は部分合意ではなくて包括合意だということを言っているし、今週に関しても中国の監視カメラメーカーをエンティティーリストに載せたり、ビザ発給制限などの話も出てきており、全体的には関係はむしろ悪化しているような印象で、本日からの米中交渉も楽観は禁物だろう。

■仮に交渉決裂、関税引き上げとなった場合、為替への影響は?
・去年から人民元はアメリカの高関税政策の悪影響をオフセットする格好で下落してきた──この間、市場では元安が中国からの海外への資本流出問題を再燃させるのではないかという警戒感もあったが、今年の8月に2016年末以来の壁となっていた7元を割り込んで元安が進んだにもかかわらず、現在までのところは特段目立った混乱はない。
・今回も、もしも関税引き上げということになればやはり元安圧力が加わると思うが、次の節目である7.5元はまだ遠いし、引き上げ幅も5%と比較的少ないので問題になるような元安は発生しないと考えている。
・ドル/円に関しても若干の円高圧力が加わると思うが、全体的な影響は比較的小さいと考えている。

■今日の予想通り107円を割れないとみている?
・はい。

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