10/9 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ
 106.70円~107.50円
 注目ポイント
 米個人消費の動向

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.932 +23.2銭 8:20 107.624 +12.4銭 翌2:00

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨晩も米中関係のヘッドラインに神経質な展開だったようだ──閣僚級協議の結果を待つという展開で、今日のところも動意が乏しい展開が続くのではないか。

■注目ポイントについて
・今月30日にアメリカの第3四半期のGDP速報値が発表されるが、マーケットが一番関心を寄せているのは個人消費の動向だろう。
・実質GDP成長率の各項目の寄与度をまとめたチャートを見ると、いまFRBが懸念するように米中関係の悪化に伴って純輸出がマイナスに直近転じており、設備投資も減少しているという状況だが、このマイナス分をカバーする形で個人消費が第2四半期にものすごく大きく伸びているという状況。

■これがどのように相場に影響している?
・経済サプライズ指数とドルインデックスを重ねたチャートを見ると、サプライズ指数が上に伸びていくと経済指標が市場の予想よりも強かったということになるが、いまFRBの利下げ期待というのがマーケットでもかなり根強い状況でドルは堅調に推移している。
・その背景には予想以上に強い伸びを示した個人消費というところが非常に重要なファクターだったのだろう。

■これが仮に今月末に発表される第3四半期のGDP速報値でこの個人消費の傾向が反転した場合、ドル安はどの程度進む?
・もし個人消費が大きく落ち込むことになれば、かなり楽観的な見方というのが後退する可能性が出てくるだろう。
・7月からドル指数が3%ぐらい上昇しているという状況なので、ドル/円に置き換えればインパクトとしても3%ぐらいの下落──103円台への下落というのも年末にかけてまだ見ておく必要があるだろう。

個人成績