10/8 ソニーフィナンシャルホールディングス 石川久美子

 予想レンジ
 106.60円~107.80円
 注目ポイント
 弱い米指標に米中協議が追い打ち?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.805 +20.5銭 20:00 107.443 -35.7銭 14:10

■今日はどういう展開になりそう?
・昨日を振り返ると中国の総務省がアメリカとの一部合意の準備があるという報道が出て107円40銭台まで上昇した。
・ただし、先週ナヴァロ米大統領補佐官が中国の小規模合意は無いだろうとコメントしているし、中国企業への政府補助金などアメリカがかねてから話題にしてきたテーマを中国が避けようとして話をする様子があるのでなかなか合意は難しく楽観視は出来ず、ドル/円の上値は重いと考えられる。

■注目ポイントについて
・先週発表された9月のISM製造業やADP雇用統計、ISM非製造業景況指数などが立て続けに弱い結果となるなかで、年内の追加利下げ観測が強まっておりドル/円相場を押し下げる要因となった。
・更に米中通商協議やトランプ大統領のウクライナ疑惑などの政治リスクがアメリカの追加緩和期待に拍車をかけるような形になっており、FF金利先物市場では先月末時点で2割程度だった年内2回もの利下げが4割前後まで織り込まれる状態になっている。

■こうしたなかで米中協議が追い打ちということなので、アメリカが中国に対して追い打ちをかけていくというような状況がこれからある?
・その可能性がある──特に中国との関係が重要で、本日まで次官級、10日〜11日までは閣僚級の協議が予定されているが、もし協議が決裂し15日に予定通り対中制裁関税の税率引き上げが断行されたり、12月15日の制裁関税第4弾の残りが取り下げられる見込みも薄いということになれば、消費財の価格は上昇し個人消費の停滞が見込まれる為、ドル/円には一段の重石となるだろう。
・ドル/円のチャートを見ると足元ではダブルトップのネックライン──つまり9月24日につけた106円96銭を下回っており、テクニカル面でも下落圧力というのがかかってしまっている。
・更にもう一段下げるようだと、まずは9月3日の安値105円74銭あたりまで下げ余地が拡大しそう。

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