10/3 JPモルガン・チェース銀行 佐々木融

 予想レンジ
 106.90円~107.80円
 注目ポイント
 ドル円と日米金利差の相関の崩れ

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.482 -41.8銭 23:05 107.297 -50.3銭 16:45

■NY市場は円高の動きとなったが?
・一昨日のISMも弱くて昨日のADP雇用報告も悪く、WTOがアメリカの報復関税を認めるというような話も出て株価が大きく下落して円高、107円丁度近辺ぐらいまで落ちている。

■今日の見通しについて
・先週、丁度同じ所ぐらいまで下げてきて106円96銭ぐらいの所でサポートされ戻しているので、今回もこの辺りが底堅いということになれば一回買い戻しが入ってくるのではないかとみている。

■注目ポイントについて
・ここのところ日米金利差とドル/円の相関関係がずっと強い──金利差が拡大するとドル/円が上昇、縮小するとドル/円が下落という関係が3月ぐらいからずっと同じような相関が続いている。
・これが8月の最終週になって(チャート上では)上方にシフトしている(円安方向)。
・今週ぐらいに入ってから更に一段と上方にシフトしてきているということで、アメリカの金利が低下して日米金利差が縮小してもあまり円高にならなくなってきている。

■何故今こういうことが起こっている?
・日本の投資家と海外勢による円売りが大きくなってきているからではないか。
・国内投資家に関しては外債の買い越しだが、8月の最終週の辺りのところから外債の買い越しが増えてきていて、3週間で2.7兆円ぐらい買い越ししており、こういった円売りが下支えしているということが考えられる。
・海外投資家については春ぐらいから先行きのリスクオフに備えるような形で円を買う動き──リスクオフになると円が上昇するので、それに備えて円の買い持ちポジションを作っておくという動きがずっと続いていたが、それをアンワインドする、円を売り戻すような動きが出始めていてドル/円を押し上げているということが考えられる。

■足元はドル安の方向だが?
・それが来ているが、その支えられていることによって107円丁度近辺が支えられているのではないかと思うので、先週も106円96銭で支えられて今回も107円を割れなかったというところではないかと考えている。

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